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スターバックス会長 ハワード・シュルツがくれた夢

★ 夢を片手に

 僕が大好きなのがスターバックスコーヒー。皆さんご存知ですか?街にで見かける緑の円に人魚の絵セイレンが描いているマーク。それがスターバックスです。

 職場に向かう朝、僕は時々立ち寄ります。オフィスに行く前にちょっと立ち寄ることで、何だか異次元にきた雰囲気を味わえるんです。

 先日、友人からすっごく大きいスタバのマグカップをもらいました。そのマークには、いつもの緑ではない、ヘンテコな黒のマークがついています。不思議そうな僕に彼女は、「これシアトルのスタバ1号店のマグカップなんです。hiroさんスタバ好きでしょ、喜ぶと思って・・・。妹に頼んで買ってきてもらったんです♪」。僕は、そのマグカップを眺めながら、ある光景が浮かんできました。

 このマークがあった1号店に安定した職を捨て、入社したのがいまの会長ハワード・シュルツ。彼は、小さなコーヒー豆売り店に夢を託しました。次々と自分の夢を形にする彼の物語を読み、いつしか「彼のようになりたい、彼のように生きたい」と思うようになりました。そんな想いを胸に、日々スタバに通っていたのです。

 少し長くなりますが、彼の物語をお話しします。おつきあいくださいね。(参考:スターバックス成功物語 日経BP社より)
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シュルツは、27歳のときスウェーデンのインテリア会社のニューヨーク支店長でした。お抱えの運転手付きで年収は1千万。悠々自適の生活でした。ところが、わざわざ手で入れるコーヒー・メーカーを大量に注文してきた田舎の小さなの会社に興味を持ち、訪ねることになります。そこで運命の出逢いが・・・。
 

当時のアメリカではコーヒーと言えばインスタント。ところがその会社が飲ませてくれたコーヒーには、いままで味わったことのないコクと香りがありました。それがシュルツの本当にやりたかったライフワーク、そうスターバックスとの出逢いだったのです!

その1年後、将来を約束されていた地位を投げ捨て、田舎にあったスタバに身を投じます。年収は400万と大幅に下がってしまいました。でも彼は大好きなことと出逢ったから朝から晩まで働いてもうれしくてしかたがありません。すべてが喜びだったのです。

その後、イタリアを旅行したとき、ふと立ち寄ったエスプレッソバーでおしゃれに団らんするイタリア人を見て、打ち震えるほどの衝撃を受けます。「一番大切なことを忘れていた!豆売りだけをやっていてはダメだ!ここではコーヒーは音楽なんだ!このおしゃれな空間、アレンジしたテイストをアメリカ中に提供するんだ!」と提案しますが、あまりに斬新なアイディアばかり提案するシュルツ。何と会社を辞めさせられるのです!何という波乱万丈な物語!

彼のいいところは、決してそのとき辞めさせた人たちを恨まないこと。そのアイディアをまったく別のコーヒー店、イル・ジョルナーレを立ち上げて成功してしまうのです。そして結局、本家スタバからの要請で合併することになり、彼は会長になり飛躍的に会社を大きくして行きます。

 泣かせるところは、父がリストラばかりに遭い、不遇な生活を強いられた幼い頃の環境が、彼のスタッフを安易に切らないことをポリシーにしているところです。そして社員を最も大切にするというアメリカ企業には珍しい文化を築き、大成功して行くのです。彼は、初めてシカゴに進出しようとしたとき、5年後の映像が観えていました。ここにいる人たちがスターバックスのマグカップを手にしている光景を。そう彼は夢を片手に、すでに持っていたのです。

 あなたの夢は何ですか?小さなことでも観てみましょう・・・
by naturecom | 2005-09-09 07:02 | 夢を片手に~スタバ会長の夢
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